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ゆるりと積読消化部

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📅·📚 ミステリー

爆弾/呉勝浩【感想・レビュー】

呉勝浩 著 / 2022年出版

もし目の前にいる男が「10時に爆弾する」と言い出したら、あなたはどうします? その言葉を信じますか? それとも頭のおかしい人だと思って無視しますか?

今日紹介するのは、そんな究極の選択を突きつけてくる小説「爆弾」。読み始めたら止まらなくて、一気読みしてしまいました。その理由をお話ししていきますね!

📖 基本情報

「爆弾」は呉勝浩先生が書いたミステリー小説で、2022年に出版されました。直木賞にもノミネートされたことのある話題作です。

【あらすじ】

冴えない中年男は酔っ払って自動販売機を蹴りつけ、それを止めようとした店員を殴って捕まった。取り調べを受けていた男は自分はスズキタゴサクだと名乗り、突然「10時に爆発する」と言い出した。スズキタゴサクは本物の爆弾魔なのか、それともただのおかしな人なのか。刑事たちとスズキタゴサクの取調室での攻防を描いたサスペンス。

💥 爆発!警察官が犠牲に…

まず一番印象に残ったのが、実際に爆発が起きて警察官が巻き込まれてしまうシーン。この先どうなるんだろうって読み進めていたんです。まさか本当に爆発するとは思わなかった、って感じで完全に油断してたんですよね。

現実として人を殺すレベルの爆発が起きた。これで一気に「あ、この男は本物だ」ってなって、背筋がゾワっとしたんですよね。しかもそこで終わりじゃないんです。

まだ後いくつ爆弾はある? どこに爆弾を設置した? いつ爆発するんだ?
といった感じで、恐怖がどんどん膨らんでいくんです。

🖐 指2本の意味とは…?

次に、個人的に一番ゾクっとしたシーンが、男が話している間にいつの間にか指を2本立てていたことに刑事が気づくシーンなんですよね。読んでて「え、いつの間に?」って思わず前のページに戻っちゃったんです。

スズキタゴサクは世間話をするかのように話していたのに、いつの間にか爆弾の情報を話していた。スズキタゴサクが出した爆弾のヒントを、刑事たちは見逃してしまった。その指が何を意味していたのかは…読んでみてのお楽しみ!

😶 読後感が忘れられない…

読み終わった後の感想が「あと一個の爆弾はどこに?」って感じで頭から離れなかったんですよね。最後まで読んでも、なんか頭の片隅にずっとその疑問が残るんです。

ミステリーって基本的に読み終わったらすっきりするものが多いけど、この本は「もやっ」とした感覚がずっと続く感じ。それが逆にすごく怖くて印象に残ってるんですよね。

🙋 こんな人におすすめ

緊迫の心理戦・駆け引きが好きな人
一気読みしたい人
読後にじわじわ来る怖さが好きな人

逆に、スッキリ解決するミステリーが好きな人にはちょっとクセが強いかもしれません。でも一癖も二癖もあるスズキタゴサクという中年男が、とんでもない奴すぎて目が離せなくなるんです。

📝 まとめ

というわけで今日は呉勝浩先生の「爆弾」を紹介しました。心理戦・爆発・そして読後に残るあの感覚。ミステリー好きなら、ぜひ読んでほしい一冊です! 気になった方はぜひチェックしてみてね。

ではでは積読本を消化した頃に、ゆるりとまたお会いできたら幸いです!