かがみの孤城 下巻/辻村深月【感想・レビュー】ネタバレなし
辻村深月 著 / 2018年本屋大賞受賞・映画化作品
上巻のレビューで「水が出ないのになんで洗面所があるんだろう?」って疑問をお話ししたんですけど、下巻でその答えが出ました。
その答えは、想像を超えていてそれでも「なるほど」と腑に落ちる内容だったんです。
今日は辻村深月先生の「かがみの孤城」下巻の感想をお話ししていこうと思います。
上巻を読んでいない人はリンクを張っておくので、そちらを先に見ていただけると嬉しいです。
ネタバレなしで紹介していきますから最後まで見ていってくださいね!
📖 上巻のおさらい
上巻では学校に行けない7人の子どもたちが鏡の中の不思議な城に集められて、願いを叶える鍵を探す。
そういう物語が始まっていましたよね。
読み進めると色々とクエスチョンマークが頭の中で飛び交いませんでしたか?
下巻ではその謎が一気に解き明かされていくことになります。
🐺 オオカミさまの正体が分かるシーン
まず一番印象に残ったのが、オオカミさまの正体が分かるシーンなんですよね。
このシーンを読んでいて「もしかしたら」と思っていました。
上巻を読んでいるときからオオカミさまって何者なんだろう、って気になってたんです。
オオカミさまの正体がはっきりと分かるこの場面。
「やっぱりそうだったんだ」って思うかもしれません。あるいは「全く予想できなかった」って思う方もいらっしゃるかもしれません。
詳しくはネタバレになるから言えないんですけど、どちらの感想を抱くにせよ、このシーンは絶対に自分の目で読んでほしいです。
🏫 同じ学校
次に一番驚いたのが、城に集められた7人がみんな同じ学校に通っていたという事実に気づくシーンです。
上巻を読んでいるときから「なんか変だな」とは感じてたんだけど、まさかこういうことだとは思わなかったんですよね。
これがわかった瞬間に、上巻で感じていた小さな違和感が全部つながっていくんです。
しかも登場人物のキャラを立てることが、そのまま物語の伏線になっているんですよ?これはすごいや、って脱帽しました。
🔍 細部の作り込みのすごさ
そして読み終わった感想が「もしかしてという予想はついても、細部がとても丁寧に作り込まれている」ということなんですよね。
読んでいる途中で「あ、もしかしてこういうことかな」って展開が読めてくる時もあるんです。
でも予想があたっていたとしても、細部の作り込みは予想のはるか上をいくんですよ。
「わかってた」じゃなくて「わかってたけどこれはすごい」っていう感覚になりました。これって相当の実力がないとできないことだと思うんですよね。
上巻で感じた小さな疑問が全部回収されていたんです。
読み終わった後にもう一度、最初から読み返したくなると言われれば納得するしかありません。
🙋 こんな人におすすめ
こんな人には特におすすめですよ。
上巻・下巻合わせて読んで初めて完結する作品なので、是非とも最後まで読んでほしいです!
📝 まとめ
というわけで今日は辻村深月先生の「かがみの孤城」下巻を紹介しました。
次回は「かがみの孤城」の映画版と原作の比較をしてみたいと思っております。
ではでは積読を消化した頃に、またゆるりとお会いできたら幸いです!
